正しいリングサイズの選び方とは?

皆様こんにちは、トシです。

今回は、リングのサイズ選びに関して話しをしてみたいと思います。


指の太さは1日のなかでも変化する


確固たる「自分の適正サイズ」があれば別ですが、衣服やジュエリーのベストサイズを探るのは結構、神経を使います。

 

ベストサイズの号数のはずが着けてみると合わない事は往々にしてあります。

デザインでも違いが出てしまう事もあるからです。

 

「靴は夕方に買うと良い」という話を聞きます。

重力に負けて体液が下半身に溜まり、それにより夕方は足がむくみ、一日のうちでも最も足が大きな状態なので、それに合わせて靴を選ぶという考え方です。

 

理にはかなっている様には思えますが、それでは夕方以外ではぶかぶかの靴を履く事になってしまいます。

逆に午前中がむくみ気味で、歩き出すと収縮する方もいますので、「夕方に靴選びをする」事が絶対とは言えません。

 

本題のリングサイズに話しを戻します。

指のサイズも一日のうちには少なからず変化します。

これも人それぞれでしょうから、まずは自分の傾向を知る事が大切でしょう。


 

時間帯以上に気をつけなければならないのが、季節による違いです。

一般的には、梅雨の時期から夏にかけて、汗や湿気、人によってはむくみがおきて、リングがきつくなる傾向があります。

そのため、サマーシーズンにあまりにもピッタリのサイズのリングですと、冬に緩すぎる事になってしまいます。  

 

リングのデザインでもサイズ感が変化


リングのサイズ選択で、もうひとつ重要な事があります。それはリングのデザインからくる違いです。


幅があるリングの場合、幅が細いものより大きめのサイズを選択する必要があります。

試着せずにリングを購入する際は、特に注意して下さい。




左のリング(石はローンマウンテンのターコイズ)は幅が16mmでサイズが21号。右のリング(Sky Blue Hawk クロスリング)は幅が3mmでサイズは19号。






号数が違うリングだが、リング幅により装着時のフィット感は同じ。


時間帯や季節、そして体調により指の太さは変化します。

ですので新たに入手されたリングの微妙なサイズ変更は急がず、ワンシーズンぐらいは様子をみて判断された方が良いかと思います。

指の変化を把握せずにサイズ直しを急ぐと、それを繰り返す事になってしまいます。

 

季節によりリングを使い分けたり、手の左右を入れ替えたり、装着する指を変えたりするのも気分が変わって楽しいかと思います。

 

まとめると

・一日の指の変化を把握する

・季節でサイズが変わる事を認識する

・デザインでサイズ感が違うので、幅のあるリングは普段のベストサイズより大きめを選択する

・サイズ直しは急がず、指の変化の傾向を把握してから

 

ターコイズ・リングの直しは信頼できるところで!


ターコイズを使ったジュエリーのサイズ直しに関して、知っておいて頂きたい事があります。

ターコイズは高熱に弱いのです。

 

サイズ直しを行うには金属の切断と溶接が伴います。

240度を越すと、ターコイズに含まれる成分が燃え出す可能性があります。

ターコイズの特性や扱い方を知らない業者には、大切なジュエリーのサイズの変更を依頼しないで下さい。 

  

弊店では、レーザー加工設備を保有し、高い技能を持った職人にサイズ変更を依頼しています。

レーザーの局所照射により石にダメージを与えない加工を行います。

その方は超有名ブランドのジュエリー制作を行っていました。

欧州の高級アンティークジュエリーの修復も行う凄腕の方です。

仕事の混み具合でお時間を頂く事となる事をご理解下さい。

 

弊社のサイトをご覧になり「気に入っているが、サイズが合わない」と、諦める前にぜひ一度、ご相談下さい。


サイズ変更が難しいものもございますが、デザインや強度を損なわない範囲で、出来うる限りの対応をさせて頂きます。


ちなみに・・・リングが抜けないときは?


「リングを着けたのはいいけど、外れない」という事で、グリグリ回しながら引っ張って無理矢理に抜こうとされるのを見かけます。それを行うとさらに関節の辺りが膨らんで抜けにくくなります。

指を痛めるのでやめましょう。

 

手全体の力を抜いて、リングを指の腹に押し付ける様に上げてから指先へ引くと抜きやすくなります。

Yasutomo Kodera Original Dendritic Indian Mt. Turquoise Ring 086

https://www.skystone.jp/ja/products/detail/285

上に押し上げると隙間ができる



上に押し上げながら引き抜く


それでもダメなら古典的に、石鹸水でしょうか?

ただしリングによっては、その後に石がガタついてしまうものがあります。


その原因は石の下に敷いてあるクッション材(オガクズが使われる事が多い)が吸水と乾燥により変質や変形してしまうからです。

 

小寺オリジナルリングは、クッション材に特殊処理が施されているので、一緒にシャワーや入浴して頂いても大丈夫です。


小寺自身が長年に渡り24時間365日、着けっぱなしで実証済みです。

むしろ日々、リングに着いた汗や皮脂を真水で洗い落とす事をお勧めしています。

ただし温泉や入浴剤は、それに含まれる成分で銀の変色を起こす可能性が高いので避けて下さい。

 

それと・・・

リングを下水管へ流さない様に気をつけてくださいね!

Profile
Toshi
幼い頃から石器や土器、化石や鉱物が大好物。
民族音楽にも興味があり、南米と北米の楽器を集めて演奏も趣味に。
そこからネイティブジュエリーにも興味が湧き、Skystone Tradingで本物に出会いその虜となる。前職でアメリカ駐在員の時に、小寺の買付けに同行したことをきっかけに、ついに社員となってしまった。

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