機能を備えたこだわりの装飾品 バックルについて(その4)

こんにちは、トシです。

引き続きバックルについてお話しします。


【バックルの歴史】

古代ローマの兵士が身に着けていたバックルの原形は、プレーンな物以外にも簡単な装飾があった様ですが、それを発展させたのが、ユーラシアの遊牧騎馬民族国家のスキタイや、ウラル南部から黒海北岸にかけて活動した遊牧民集団サルマタイだと言われています。

特徴的な動物のモチーフが多く使われています。


スキタイのゴールドのバックル



その後、ゲルマン民族にも伝わり、中世の騎士団が装飾品として用い、14 世紀後半にバックルがもっとも華麗な姿となります。


15世紀までバックルは富裕層だけの物でしたが、その後は製造技術の向上により安価な成型品を容易に作ることが可能となり、庶民まで広まる事となります。


Chester Benally作 Indian Mountain Turquoise Gold Buckle    https://www.skystone.jp/ja/products/detail/228



本日のコラムの表紙は、Harry Morgan作 Bisbee Turquoiseバングル https://www.skystone.jp/ja/products/detail/229


《次回へ続く》

Profile
Toshi
幼い頃から石器や土器、化石や鉱物が大好物。
民族音楽にも興味があり、南米と北米の楽器を集めて演奏も趣味に。
そこからネイティブジュエリーにも興味が湧き、Skystone Tradingで本物に出会いその虜となる。前職でアメリカ駐在員の時に、小寺の買付けに同行したことをきっかけに、ついに社員となってしまった。

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